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こんにちは。関西ぱどWEBマーケティング営業部、今月のブログ担当ビーバーです。こちらのブログでは、WEB集客に携わる方に向けて、気になる・知っていると得する情報をメンバーが交代でお届けしています。今月のテーマは、「ユーザビリティ」。
WEB集客に成功するために
「せっかくホームページを作ったのに集客が思うようにできていない」というお悩みはありませんか?残念ながらホームページはただ作成して公開すれば成果が出るというものではありません。これはチラシを配布しても必ずしも反響が出ないことと原則同じです。
2024年3月Google社は「単にクリックさせるために作られたようなコンテンツはなるべく排除され、ユーザーが有用と感じるコンテンツが多く表示されるようになる」と発表しました。つまり、ユーザーの役に立たないページは今後検索順位が大幅に下がり、ますます成果が出にくくなる可能性があります。
〇ポイントは「ユーザー目線」
ではどうすればユーザーの役に立つページにできるでしょうか?まずはユーザー目線でユーザーにとって「使い勝手のよい」=「ユーザビリティ」の高いページにすることが大切です。
WEB集客を成功させるために大切なことの一つがホームページの「ユーザビリティ」です。
国際標準化機構(ISO9241-11)によると「特定のユーザーが特定の利用場面において、システム・製品・サービスなどを利用する際に、効果、効率及び満足を伴って特定の目標を達成する度合い。 」と定義されており、ターゲットとするユーザーに必要とされるコンテンツも重要です。
対面販売や接客とは違い、ホームページ上では顧客と実際にコミュニケーションをとることはできません。そのため、たとえ商品やサービスが優れていたとしてもそこへ到る導線などが分かりづらければユーザーはストレスを感じてすぐに離脱してしまいます。
またWEB上でユーザーは自分の興味関心のあることを検索しており、自身の目的に叶う知りたい情報が載っているページを探しています。そのため、自社のホームページでアピールしていることがユーザーにとって「理解できるか」「魅力的か」どうかが大切です。ユーザーが迷わずに必要な情報に到達でき、その情報を無理なく理解・利用して、目的を達成できる「分かりやすさ・使いやすさ」=「ユーザビリティ」がホームページの集客を左右するのです。
〇ユーザビリティの構成要素と重要性
ではWEB集客を左右する「ユーザビリティ」を向上するためには、具体的にどのような点がポイントでしょうか。ユーザビリティ研究の第一人者であるヤコブ・ニールセン博士によると、ユーザビリティは下記の5つの特性から構成されているといいます。
① 効率のよさ
ユーザーが最低限の時間と負荷で目的の操作に到達できるか
例「一度入力したユーザー情報はページを遷移しても反映されている」など
② 学習のしやすさ
リンクやメニューが見てすぐ理解でき、ユーザーが必要な操作を素早く見つけられる
例「クリックできるところにカーソルを持っていくと色が変わる」など
③ 記憶のしやすさ
しばらく間が空いて再訪問したユーザーが簡単に操作を思い出せるか
例「一度閲覧したリンクは異なる色で表示される」など
④ 低いエラー発生
システムのエラーが少ないことはもちろん、ユーザーが操作を間違えない、またエラーを起こしても簡単に回復できる
例「郵便番号や住所の入力の仕方を誤ってしまう」など
⑤ 満足度
ユーザーが快適に満足して使用しているか
例「画面に表示されるメッセージが丁寧で分かりやすい」など
① ~⑤の他にもユーザビリティの改善には多くの要素を加味しなければなりません。しかしユーザビリティを改善すれば、ホームページの集客効果はぐんと高くなるでしょう。そして「離脱率減少」「アクセス数やコンバージョン率の向上」「WEB集客・売上向上」「ファン=リピーター増加」など良いことずくめの成果が期待できます。
〇ユーザビリティを確認する方法
最後にWEBサイトのユーザビリティの評価方法をいくつか述べたいと思います。
かけられる費用や手間により様々な方法がありますが、以下の3つの評価方法が一般的です。
① アクセス解析
Googleアナリティクスなどを使ってユーザーのWebサイト内の動きを確認します。
離脱率の高いページや回遊性、アクセス数、コンバージョン数(商品の購入や資料請求など目指すゴール)などを確認します。例えば、商品ページから注文ページへ移動した後にユーザーが離脱した場合は、「注文ページのユーザビリティに原因がある」と仮説を立てることができます。
② ヒートマップ
ヒートマップツールでより具体的にユーザーの動きを確認します。
ユーザーがホームページのどこをよく読んでいるか、どこまで読んで離脱したのか、どの場所をクリックしたのか、などを色の濃淡で見ることができます。「読んでほしいのに読まれていないところはユーザビリティが低い」「よく読まれているところはユーザーニーズが高い」などと分析することができます。
③ ユーザビリティテスト
第三者に実際にホームページを使ってみてもらってテストしてもらう方法です。使っている様子を録画したり、その場で観察するなどで、ストレスなく操作できているか確認します。生の感想をフィードバックしてもらえるため適切な改善を行えます。社内のスタッフや知り合いなどに依頼すれば予算や時間をあまりかけずに行えるでしょう。
〇おわりに
私たちがお客様にお話しするとき、よく穴が空いたバケツの話で例えます。バケツをホームページとします。
水は見込み客、つまりホームページに訪れるユーザーです。
広告・販促がうまくいってアクセスがたくさんあり、多くの水が入ってきたとしても、そもそもバケツ(ホームページ)に穴があいていると水は漏れ出てしまい、バケツに溜まりません。
もし御社のバケツ(ホームページ)が、ユーザビリティが悪く穴が空いているとしたら、せっかく入った水も漏れ出てしまいもったいないですね。どんなにアクセスがあっても、ユーザビリティが悪いとWEB集客成果がでません。
ユーザビリティを向上し、成果の出るホームページにしませんか。自社のWebサイトを自社内で評価する場合、よく知るがゆえに主観的になりやすく、課題を見落としてしまうことも。関西ぱどではユーザー目線でチェックするホームページ診断をしています。「うちのホームページは大丈夫?」と心配な方はぜひお問い合わせください。